奨学金を返しています。自己破産しても良いの?奨学金はどうなるの?

奨学金を返しています。自己破産しても良いの?奨学金はどうなるの?

最近では奨学金制度を利用する人が増えているそうで、大学生の半数、大学院生の6割以上が奨学金を受けているというデータもあるほどです。
そんな奨学金を返している人が自己破産した場合、どうなるのでしょうか。
疑問にお応えします。

 

奨学金も免責対象になる

自己破産して免責を受けた場合、奨学金も免責の対象になります。
ですから、自己破産をした人は返す必要はありません。
しかし、奨学金を借りる時に保証機関を利用していない人は、親などに保証人になってもらっている人が多いはずです。
奨学金を借りている人が自己破産した場合、連帯保証人や保証人に請求が行きます。
結局は誰かが返さなければいけない、ということになるのです。
一括請求されることも多いので、自己破産する場合は保証人にきちんと説明したうえで行わなければなりません。

 

奨学金だけの返済は可能?

親に迷惑をかけるのは嫌だから、他の借金は免責してもらっても奨学金だけは自分で返す、ということは可能でしょうか。
これは不可能です。
特定の債権者のみに便宜を図ることはできません。
そのような都合のいいことは許されていないのです。
収入があるのであれば、できるだけ自己破産以外の債務整理の方法を選択するようにしましょう。
そのために弁護士や司法書士がいるのです。
債務整理を得意とする専門家に相談してみましょう。
相談だけなら無料のところも多いですし、法テラスを利用すれば依頼費用を立て替えてもらい、後に分割払いをすることも可能です。

 

最近の社会情勢

現在は奨学金を返せない人が増えています。
産経新聞によると奨学金返還訴訟は2004年から2012年の8年間で100倍以上になったそうです。
奨学金制度は日本学生支援機構(旧育英会)というところが運営していますが、そこの発表によると奨学金を返済している人はおよそ290万人で、3カ月以上滞納している人は19万人もいるそうです。
奨学金の返済に窮して自己破産する人や、奨学金返済のために風俗店でアルバイトをする女子学生が増加するといった社会問題にもなっています。
これは、長引く不景気で大学を卒業しても就職できない人が増えていることと無関係ではないでしょう。

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